被災地で懸念される寒さ。『低体温症』に注意が必要だということで、国際災害レスキューナースの辻直美さんに解説していただきました。辻さんによりますと、低体温症は深部体温(体表ではなく体内の温度)が35℃以下になることで、自覚がないまま進行もする場合もあるということです。死者数は熱中症よりも低体温症の方が多く、搬送者の7割は屋内で発症、8割は高齢者というデータもあります。「乾燥していると部屋は温まらない。加湿しながら室温を20℃~25℃に」「新聞紙をくしゃくしゃにして手首にまくとふわっと温かくなる」「温かい飲み物は効果的だけどアルコールやカフェイン入りは良くない」など辻さんに気を付けるべきポイントを聞きました。(2024年1月10日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎辻直美:国際災害レスキューナース 阪神・淡路大震災での被災をきっかけに災害医療の道へ 東日本大震災など被災地派遣は国内32件・海外2件