大阪湾の“迷いクジラ”。マッコウクジラのオスとみられ、2月6日には潮を吹く様子が確認されましたが、大阪府によりますと、かなり衰弱している可能性もあるということです。国立科学博物館の研究主幹・田島木綿子さんは、6日に撮影されたクジラの映像を見て、「びっくりするぐらいやせている。相当厳しい健康状態だろう」と分析。
また、クジラを湾の外に出す方法として「例えば、別のマッコウクジラの音を出してそちらに誘導する。『音で誘導』が選択肢の中では試せる唯一の方法なのでは」と述べました。
(2024年2月6日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
◎田島木綿子:国立科学博物館 研究主幹 クジラなどの解剖調査・標本作製を行う 去年淀川に迷い込んだ「ヨドちゃん」の学術調査に参加