日経平均株価が2月16日、最高値に一時あと50円まで迫り、終値は前日より約330円高い3万8487円でした。これまで史上最高値を付けたのはバブル期の1989年です。
岩井コスモ証券の有沢正一さんは、この株高は▼海外投資家の期待▼中国の景気悪化▼新NISA、といった要因があると分析。そのうえで「失われた30年と言われるデフレから抜け出ようとしている。デフレ脱却すれば日本型の経済成長が始まる」と期待を語ります。また、バブルと同じように株価が急落することはない?という質問には「当時とはまったく違う。当時は世の中全体が浮かれていて、株価も企業価値を過大評価していた」と回答。今後の生活への影響については「物価が下がることに期待するんじゃなく、賃金が上がることに期待」と話しています。
(2024年2月16日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
◎有沢正一:岩井コスモ証券・投資調査部長 関西の企業調査やマクロ経済の分析に注力