〈オープン戦 阪神2-4オリックス〉
マスクを着用した状態での「声出し応援」やトランペット等を使用した「鳴り物応援」が可能となった甲子園で、3月4日、オリックスとのオープン戦が行われた。
約4年ぶりに歓声が戻ったこの日の試合は初回から動き、オリックス先発の開幕投手候補・山岡泰輔投手からいきなり2死満塁のチャンスを作ると、この日6番ライトでスタメン起用された板山祐太郎選手のレフト前2点タイムリーで幸先よく先制した。
しかし、自身初の開幕投手を狙う先発の青柳晃洋投手が2回に来田涼斗選手にタイムリースリーベースを打たれるなど、3回を投げ3安打2失点で同点に追いつかれると、6回から4番手として登板した同じく開幕投手の座を争う伊藤将司投手も3回を投げ3安打2失点を喫し、逆転を許した。
打線は4回以降継投に入ったオリックス投手陣に2安打に抑え込まれて無得点に終わり、歓声が戻った甲子園での試合はオリックスに逆転負けとなった。
敗戦投手となった伊藤将司投手は登板後、「ストレートを強く投げることを意識して、左(打者)のインコースだったり、しっかりと投げられていたので、そこは良かったと思う。開幕にしっかり調整できるように頑張りたい」と冷静に前を見つめている様子だった。
ペナントレース開幕まで1か月を切り、各選手の状態やポジション争いから益々目が離せない。